白雲の道

[No.4]自然な人

Date:2003年08月09日(土)

8月9日天候台風雨
今日は日中台風の雨が吹き荒れていた。そのため来るはずの数人が来なかったが、その最も強い雨風の中、びしょぬれになってやってきたSさん。Sさんは5年程前から週に一度の講習会と健康管理のための鍼灸治療を続けている50台半ばの男性。
彼は今までに一度も約束の時間を破った事がない心身ともに健康ないい人だ。いい人というよりも私が見習うべきすばらしい人と言った方が正しいと思う。
講習会に参加するためにやってきたが今日の参加者はSさんと台風の轟音。それなりにいいものだ。
講習の内容を説明したいがあまりにも普通なことなのでがっかりされるからやめておこう。気取ったところや飾ったところなどまったくなく明朗快活で自然であるSさんを紹介した方が講習会の内容を知ってもらえると思う。
講習の後コーヒーを飲みながらSさんは今の経済状態についていろいろと話をしてくれた。私は今の経済情勢については疎い。しかし東京の銀座あたりで開業するんだと夢だけは熱い。そんなところでおじさん二人話が盛り上がるのだ。
Sさんは言う。銀座も以前ようなの活気はないが、最近銀座の地価が日本で一番上昇しているらしい。
すかさず私が言う。そうでしょう銀座は今の低迷した日本の突破口ですよ。私が余りに銀座を誉めるのでSさんは銀座地区の不動産状態を調べてくれた。今は空きが多いようだ。
私が銀座あたりの重厚な建物の並びと江戸っ子の気風の良さはすばらしいし、何よりも知性高く美しい女性たちが1級のスポーツマンやビジネスマン、プロフェッシュな人たちと媚ずに対等に渡り合えるクラブ街は世界のどこにもないと息巻く。
Sさん。それはそうだけどと言いながらそれと私の仕事の関連は何かと思いを馳せている。
私は更に今の不況はお金支配による男性社会の失敗だ。だから今度は直感と知性美を併せ持った江戸っ子気質がものを言う時代だ。と言う。
Sさんはふんふんと言いながらそれと私の思いと何が関連するのかとなおも思いを馳せている。私はそこで江戸っ子気質に日本古代からの直感力と健康を影ながらケアする事が出来ると思うんですよ。
Sさんにはそれが今の不況の打開とどんな関係があるかトンと分からないままだ。当の本人もよく分からないのだから分かるはずもない。
Sさん良く分からないが歯が立つかな。そう。そこが問題だ。二人それぞれの思いの中で苦笑い。
Sさんは特別になろうとして講習会に通ってきているわけではなく、ただ自然でいたい人だ。その人がだれよりも切れ味のいい感性とその能力を持っているのは不思議なことだろうか。。