白雲の道

[No.6]変身願望

Date:2003年08月12日(火)

8月12日(火)晴れ
昨日は休診日だったので久々に家庭サービスでもと思ったのだが、家族のだれも乗ってくれないので一人町を歩きちょうど上映していた超人ハルクの映画を観た。
あまり期待していなかったのだが、考えさせられるものがあったし、その中に流れる音楽は心の中までしみ込んで来るものがあった。あの蛙のように空高く飛び回る漫画チックなハルクは別にして全体を流れるストーリや音楽は私にとって現実感がある。
今日はある少女小説家Fさんの仕事仲間であるDさんとYさんが来た。私は彼らをDちゃん、Yちゃんと愛称で呼んでいる。Dちゃんは兄貴の方でYちゃんは弟、共に長身で20代後半だ。Fさんは10年ほど前からYちゃんは,5年ほど前、Dちゃんは2年ほど前からそれぞれ月に数回の割で通ってきている。
二人ともライターであり、出版関係のプロ。最近彼らとある交渉が成立した。
それはこのホームページの立ち上げやメールマガジンに連載し始めているハリで体は変わるシリーズの校正など面倒を見てくれれば彼らの治療費はそれとチャラというものだ。
彼らも私もニコニコで承諾。そのおかげでこの日誌も出来た。
二人にはバランスを調整するための鍼灸治療のほかにトランス技術によるトラウマの修復や他の一風変った方法も使っている。奇妙な話だが、二人とも治療する前からどこがどのように感じているか、また治療後どのように変化したかを感じてかなり詳細に教えてくれる。彼らの中に変身願望もあり、こんな治療を何年も続けているものだから自分のからだを自分である程度治したり変えたりもしてしまうのだ。
治療後例によってコーヒーを出して雑談。来院している彼らの仲間は他にも何人かいてその中に本格的な変身願望の美青年Iさんがいる。美青年というより美少女といった方がいい。その人の話になった。彼はまだ慣れない出版の仕事を徹夜でやっているらしく目の下にくまが出来てあせっているらしい。先生何とかしてやってくださいとYちゃん。
今回DちゃんとYちゃんもお互い目の下にすごいくまが出来ていると言い合っていてその治療も何とか試みたのだが、実は当の私もこの日誌が出来たもので夜ワインをたらふく飲みながら奮闘している。そのためにほらと何ともいえない苦い笑いを浮かべた。
普段はもっと高尚な話になるのだが、今回はくまの話で終わってしまった。