白雲の道

[No.51]二つの能力

Date:2003年10月03日(金)

10月2日(木)天候晴れ
人には大きく分けて二つの能力がある。一つは現実を創造しようとする能力。もう一つはヒーリングやからだのリズムを修整する能力だ。前者は大脳の前部。後者は小脳が主に行なう。
鍼灸医学では王と女王の経絡といわれる督脈と任脈がそれぞれに大脳と小脳にその気を誘導し広げている。つまり大脳は王のように城の外側の世界に働きかけ小脳は女王のように城の内側の世界に働きかけている。城とはここでは身体の事を言っている。
脳はどのように外側の現実を創造するのだろうか。一般的には皆目見当もつかない話かも知れない。脳は記憶し,考える中枢だと考えているのが普通だからだ。しかし脳はそれ以上の能力を持っている。
あるちょっと弱気な人がわけあって変わり者の10人のグループに入れられた。その10人は既にお互いに知り合って長くそれぞれに個性的で強い性格をしている。ある者はやさしいが,ある者は暴力的だ,またある者は相手が自分より劣っていると威圧的になり、勝っていると見ると媚び始めるが、ある者は相手がだれであろうと無関心を装う。
その弱気な人はこのグループの中で居場所を求めて右往左往している。やさしい人の前ではちょっとは気が抜けるが気が合わない人や意固地の人を前にするとどうしたらいいのか頭の中まで混乱してしまう。これは仕方のない事だろう。
ここでやさしい人を選んで友達になっても、強そうな人の傘の下で自分を守ってみても、今度はその人の気が変わらないか心配で過ごさなければならない。そのために常に不安がよぎって人間関係を楽しめない。
もしその人に裏切られでもしたらなお更の事だ。だからと言って八方美人のようにみんなにいい顔するのも長くは続くまい。ではどうしたらいいのだろう。
正にこのような状態を打開する方法がヴィジョンだ。これは脳のもう一つの能力を活性化する。このグループにどんな人がいようとその人達を丸ごと脳の前方位置にイメージしすばらしい人と思えばいい。そしてそうであるかのように行動し接する。
その事で何が起きるか。簡単に言えばその人達の全てが、自分に対してすばらしい側面を向けるようになる。なぜ、このような事が起きるか。簡単だ。脳はそのようにつくられている。
架空の人Jさんが夕方の暗くなりかけた頃やって来た。
簡単な整体法によるバランス調整の後雑談。
どうだい身体の感じは。いい感じです。いつもですが,背筋が伸びた感じがします。そうかもね。鬱っぽい症状はどうしてもからだが前に倒れこむ事になるから、猫背のようになる。視線を辛くても上にあげるようにすると気分も、もうちょっと良くなるんじゃないかな。
先生、私人間関係が原因だと思うんです。どんな風な人間関係が多い?何となくわたしの事悪く思われていたり,言われているような気になってニコニコして人の中に入っていけないんです。なるほど良くあるパターンだ。その時人の視線が避けてゆくのを見たりするか。そうなんです。そのひとの視線が冷たく感じたり、あんたなんかッて感じ。その事をそのように言えるのは客観視できる自分が残っている。そんな重症じゃないな。そうですか。
それじゃいい事を教えてあげよう。自分の周りの人全員を脳の前の方にイメージする。そしてその人達全員がいい人と思う。そうすると不思議に人間関係が良くなる。本当ですか。すぐには良くならないがだんだんといい人が増えてくる事になる。
よく分かりませんが面白そうだからやってみます。とJさん。
脳は身体の外側空間と量子レベルで連動している。その事をこれからこの日誌の中で証明してみよう。