白雲の道

[No.64]形状記憶神体

Date:2003年10月17日(金)

10月17日(金)天候晴れ
私たちの身体はある意味で記憶合金のようだ。針金をねじ状に巻いてそれを上からおさえるとちょっとしたバネになるが,これもちょっとしたストレスに対してすぐに戻る事が出来る記憶合金のようなものだ。
しかしもっと高度の形状記憶合金はこの材質が特殊な合金になっていて,ストレスに耐えかねて曲がってしまっても熱や水を加えれば元と同じ形に戻る事が出来る。
人の身体も暑さで疲れきってしまっても水をかけたり、栄養を摂ると元気になったり気力が出てきたりして元に戻る。それは人間や生命ある者のすばらしさだ。
しかし,逆に骨盤や顔の形が歪んでそのままロックされてしまっている場合もある。この場合水をかけても熱を加えても、栄養をとっても元に戻らない。どうしてだろうか。
それはその人のイメージによって歪んだ状態になるように記憶されロックしている。しかし,イメージがそんなに力強いはずはない。
それはこのような事だ。
イメージが無意識にまで及んで無意識がそのようにロックするように記憶した。そうなるとおそらく薬を飲んでも筋力アップのトレーニングをしてもそのロックされた鍵ははずれない。
これをどのように開錠するのか。殆ど自動運動にまでなっている姿勢や自律神経の歪みはこの事が原因で非常に多くの失調の子分症状を作り出しているからたいへんだが,その方法はある。
一つ目は女神が得意とするヒーリング,
二つ目は世の天才達が得意とするイメージトレーニング。
三つ目は古代の日本やちょっと使い方は変わっているがアメリカインデイアンが得意としたトランスだ。
ヒーリングは小脳。イメージトレーニングは大脳。トランスは中脳がその主要な位置になる。
ヒーリングは基本的なことだが,不思議な事にヒーリングは洋服に折り目をつけるアイロンにも似たあつい熱によて癖のついた皺のような身体の歪みを消し去り身体の形状を形状記憶合金のようにもともとの形,つまり神が創造した身体にまで遡って復元する。
説明は長いが,行なう事は単純。ほかの二つも単純でかつ不思議に思うだろう。
午後の遅く架空の人Pさんがやってきた。
さまざまな方法により施術をした後雑談。
どうですか。治療後の感じは。形までは分かりませんが,確かに感じが変わったのは分かります。Pさんは顔と骨盤周辺の輪郭を意図した形に変えられるか試しに治療を受けに来た。
彼女は芸能関係の仕事を目前にして黙々と自己トレーニングにも励んでいる。そのためか感性が高い。ちょっとした力や気に敏感に反応する。
今回行なった施術のうち何が一番気に入りましたか。みんな驚きです。わたしはじぶんでも顔の表情筋をトレーニングしたり歩き方を工夫したりしていますから分かりますが,これは不思議な気がします。
それはうれしいね。特にトランスは触ってもいないのにどうして変化するんですか。ちょっとだけでいいですから教えてください。
トランスは私も大好きな技術だが説明するのが非常に難しい。
トランスは何を変換するかというと肉体ではなくイメージを変換する。イメージをどうやって?イメージは観察する事で変化する性質がある。ではどのように観察するかというと肉眼ではなく身体に映して観察している。ちょうどモヤッとした部屋を身体で感じているように映し出している。分かります。わたしその事には敏感です。
そうか。良かった。だいたいこの辺まで話すと失敗する事が多いんだけど今日のところは大丈夫なようだ。
それじゃこの辺にするか。えー。これからなのに。これからは少し複雑だから日誌を読んで質問をしてくれないかな。そうですかとちょっと不満げに帰っていったPさん。
ちょっと出し惜しみしてしまったかな。やっぱり私としては過ぎても何でも話してあげたほうが方が性に合っているかもしれない。