白雲の道

[No.80]お金が腐さる事もある

Date:2003年11月05日(水)

11月5日(水)天候晴れ
最近の日本の景気はあまりパっとしない。私は経済事情にはまったく疎い。経済の専門家は100パーセント笑うと思うが素朴な所から考察してみよう。
日本の不景気と他国の不景気の違うところは日本の場合お金があるのに不景気でブラジルやアフリカ等の不景気諸国はお金だけでなく仕事も無いということだ。
もし、ブラジル人と日本人が入れ替わったら日本は一時的にはすごい好景気になると思うが、逆に日本人が住むブラジルの方は世の中からお金が消えてもっと悲惨になるかもしれない。
ブラジル人はお金を人生のために使うが、今の日本人はブラジルのような不景気の中では不安で使えないと思うからだ。
日本人の悪い体質として損得勘定が速くトイレットペーパーでも米でもお金でも無くなるとうわさが流れるだけで誰かが買い占めたり何処かに溜め込んでしまう。そんな事もあってお金も周りから姿が見えなくなる。
よく、お金はいくら持っていても腐らないと言う人がいるが、私はそうでもないと思う。確かにお金は腐らないものかもしれないが周り人や状況が腐る可能性はある。
例えば寝たきりのおじいちゃんが大金を持っているとする。しかしその息子は夢を描きながらも不景気の中で一生懸命に働いているが芽が出ず貧乏の中で苦しんでいるとする。
おじいちゃんの方はそのお金さえ持っていたら邪険にはされないし、大事にしてくれるとしっかりと握り締めて財布の紐はきつく縛ってある。息子は早く逝ってくれたらと思ってはいけないと知っていながら望んでいる。
この場合、そのお金はおじいちゃんの安心料にはなっているが、それではそのお金が原因で周り人の心の中が腐っていかないだろうか。
それよりそのおじいちゃんはその息子にもよるが、息子の人生に生きるお金として必要な分を残してあげてしまえばいい。それで邪険に扱われるとは思えないし、逆に息子との共同の人生があるのではないだろうか。
同じようなパターンとして日本のお金を持っている人たちは使わない車や高級ブランドもののバッグは買うもののブラジル人のように年に一度のカーニバルに一年の貯金をみんな使うような事はない。そのためかお金があるところには沢山あるが、ない所には悲惨なぐらいにないという事になる。そのため人生に夢を見てそれを創造しようとしている人にお金があまり流れない。それではお金に飛びつく事はあっても、創造しようとする心は腐る事になる。
南米の熱い人たちは生きているうちに人生をつかんで見たいと考えているように見えるが、日本の場合は不安がある人生より安心できるお金をつかんでいたいと考えているように見える。それはお金がなくなる不安というイメージに翻弄されているのではないだろうか。
夕暮れ時になって架空の人Rさんがやってきた。
軽い調整とイメージトレーニングの後雑談。
どうですか。イメージトレーニングの効果はありますか。はい。今までにない気づきがあって面白いです。最近人前でもあがらなくなったのが、一番うれしいです。
それは良かった。私たちはイメージを使う者であってイメージに使われて翻弄された生き方をするべきではないと気づくだけでも周りも自分自身も違って感じるようになる。
今ならその事がよくわかります。でも先生、わたしもっとイメージの事や自分を知ってトレーニングしたいのですが、お金があまりないんです。それは厳しい現実ですね。理解しますが一生に一度の車の運転を覚えるのと同じように自分の心と体への投資と考えて見てはどうでしようか。
考えてみますが、そろそろ車を買い換えなければと思っているんです。なるほど。
私たちは車や洋服等、目の前を過ぎ去るものに惹かれがちだが,常に離れない自分自身にはあまり惹かれない傾向がある。仕方の無い事だが惜しい事だと思う。早く景気が良くなってもらいたいものだ。