白雲の道

[No.85]トランスと催眠

Date:2003年11月11日(火)

11月11日(火)天候雨
以前,歯科技工に使う石膏で自分の指の指型を取った事がある。歯科技工に使う石膏は精度がかなり高いらしく毛穴やうぶ毛まで再現出来たほどの出来栄えだった。
あまりにも似ていて気持ち悪かったので捨ててしまったが、このような模写の方法は指の寸法や形を計る必要がない。この精度の高い石膏のようにその粒子の密度が小さければ小さいほど正確なものになってゆく。
私たちの脳はさまざまな記憶を寸法や形で覚えるパターン認識になっていて、人の名前や出来事までをさまざまなパターンにして覚えているらしい。
しかし、小脳は違っている。小脳の中にある記憶素子とも言うべきものは脳細胞のようにくもの巣のようにネットを張り巡らしたものではない。
それは石膏で型を取るような仕組みになっていると思う。それを反転し身体にそれを映し返す。そうする事でその精度は脳細胞の限界を遥かに超える。
そのためにこの小脳は宇宙と言う虚空に広がるエネルギー状態を生まれると同時に一瞬にして身体に映し出す事が出来たのだと思う。
星占いや生まれた日を頼りに、大まかその人の性格や運勢を当てる事が出来るのは、生まれたその瞬間にそのエネルギー状態を身体に刷り込みのように記憶させたからだ。
この直観が右脳から来ていると現代の殆どの科学者は言っているが、それは直感に関しては正しいと思うが、直観に関してはそうではないと思う。
ここでは直感と直観に分けよう。直感は右脳だ。直観は小脳だ。
ある人は初めて会った人Aさんを見てこの人は好きだ直感した。
ある人は初めて会った人Bさんを見てこの人は嫌いだと直感した。
ある人は初めて会った人Cさんを見て太陽のようなオーラーを直観した。
ある人は初めて見る絵画を観て尋常ではないエネルギーを直観した。
ある人は始めて読む詩の中にきらめくエネルギーのほとばしりを直観した。
直感は感情的な知覚から来ているがために善悪が関係する。直観は好き嫌いや善悪がなくその全体が鏡のように映し出されている。そのために物事の本質が貫かれる。
午後の終わりに架空の人Bさんがやって来た。
軽い調整とトランス技術による調整の後雑談。
どうですか気分は。身体が熱い感じで妙な感じですが、悪くはありません。
先生質問があるんですが、今日治療してもらったトランスと催眠は違うのですか。
トランスと催眠は同じように過去のイメージに働きかけますが、微妙に違います。
トランスは意識と無意識のちょうど中間の意識状態に働きかけるので、トラウマになっているような微妙な修整が出来ます。
催眠は感情に働きかけるためちょっと重い感じがする意識状態に焦点を合わせます。そのためトラウマの修整と言うよりは感情的な条件反射に働きかけます。
トラウマと感情的な反射は違うのですか。一般的には同じように扱っていますが、ここには違いがあります。感情的な反射は例えばある人の事が嫌いになったとするとそばによってくるだけでぞっとしたり、胃が痛くなったりする条件的な反射ですが、これは直感が阻害される事です、
しかしトラウマはもっと根が深く意味もなく生きる気力や喜びが湧かなくなるとか、身体が理由もなく不自由になっていると言ったもっと本能的なもので、感覚よりも直観が阻害されている。
先生わたしその両方にとっても興味あります。また来ますとにっこり帰っていったBさん。なにやら合点がいく所があったらしい。