白雲の道

[No.92]仲の良い3人の仲間

Date:2003年11月19日(水)

11月19日(水)天候晴れ
あるところの居酒屋で3人の独身女性が酒を飲みながらおしゃべりしている。理性的なタイプと感情的なタイプ、そして直観的なタイプの仲のいい3人だ。
最初に理性的な女性が一つの問題を提起した。男なんてみんな同じだよね。
感情的な女性がそれに応えた。私はそうは思わない。色んな味わいがあると思うわ。
直観的なタイプが同じくそれに応えた。男が同じでもこちらの気分によってもその味わいが変ると思うわ。
感情的な女性が言った。私は好きなタイプの男性はいっしょにいるだけで幸せなの。
直観的な女性が応えた。私もそうだけど、私はその時不思議に幸せより自由を感じるわ。
理性的な女性がそれに応えた。私の場合、そんな時夢を観る事が出来る喜びかな。
直観的な女性が言った。私は彼氏ができたら月に行っていっしょに地球を眺めていたいな。ロマンチックだろうな。
理性的な女性が言った。私は世界の果てまでいっしょに冒険の旅をしてみたいな。楽しいだろうな。
感情的な女性が言った。私は彼氏と一緒にいつまでもひなたぼっこしていたいな。気持ちいいだろうなあ。
理性的な人は男女に関わらず、異質なものを求めている。男はみんな同じだよねといいながら今までにない男性を求めている。
感情的な人は感覚的な安らぎを求めている。だからあまり遠くに行く事は考えていない。出来れば温泉に入っておいしいものを食べていつもニコニコとしていたい。
直観的な人は自由奔放が好きだ。そのためなら宇宙にでも出かけかねない。
3人の中のどのタイプが一番いいか、悪いかという問題はまったくない。それなりにみんな個性的ですばらしい。
問題があるとしたら、自分の傾向を嫌悪する事。あるいは他の傾向を非難する事にある。
午後の終わり近くになって架空の人Zさんがやって来た。Zさんは自己嫌悪の傾向が強い。
軽いトランスと感情に合わせた催眠誘導の後雑談。
どうですか気分は。はい、胃のあたりが軽くなった感じがします。
そうかもしれませんね。感情は胃のあたりに影響を与える傾向がありますから。
先生、自己嫌悪は悪いことなんですか。私は子供の頃から自分を嫌悪している気がしているんです。例えばどんな事がありますか。私の殆どみんなです。例えば顔の形。性格みんなです。それは困りましたね。どこか誉めてあげられる所はないのですか。ありません。
でも今まで何か努力して達成した事は在りませんか。たまにはないことはありませんが、あたりまえに思ってしまうんです。それは自分に厳しいですね。
自己嫌悪ははっきり言って良いことではありません。それは多くの問題を創りだすだけでよい面は殆どありません。例えば自分の中の自然な顔の形や自然な欲求を嫌悪するということは自然の中の太陽や月を嫌っているようなものだからです。
でも先生、それはわかるのですが、そんな自分を見るその瞬間ムカッときてしまうのです。そしてまたそんな自分を止められない自分にまた嫌悪して嫌になってしまうんです。
それではこうしたらどうでしょうか。感情的にムカついている自分とそれを理性的に非難している自分がいる。それはそれで由としてその両方を観ているもう1人の自分を創っては。その人は微笑んで観ている。んー。そこまでは考えなかった。やってみますとZさん。
この3人はそれぞれに性格は違うが、3人寄ればなんでも解決できる仲の良さがあるのだ。