白雲の道

[No.97]与えるものは得る事になる

Date:2003年11月25日(火)

11月25日(火)天候雨
不思議な事に私たちが人に与えるものは得る事になる。それはどうしてだろうか。
観る者と観られる者の関係でこれを説明してみよう。
以前支配する者とされる者の中で支配的な旦那は、支配しながらも支配されている妻を観てそれを自分の人生に体験として現実化するだろうということを言った。
そして支配している側の妻側から観ると彼女は支配されながらも支配している旦那を観てそれをいつか現実にするだろうということも言った。
ではこれは2重の創造になる。人に与えるものは相手を通して返って来るが、その事を受け入れる穴を自分で創り出している事になる。
つまり暴力を他人に創りだすと暴力を受ける自分自身の状況を自分に創り出し、相手から暴力がやってくる。これを昔の人は人を恨めば穴二つと言ったのかもしれないが、これは大変な法則ではないだろうか。
これを分かりやすいように四組の夫婦で例えてみよう。
一組目の夫婦。
結婚した当時夫がやり手で妻に指示を与え、夫の家のしきたりを厳しく教え込んでいた。しかし30年の後退職をした夫は家の掃除を洗濯を厳しく教え込まれていた。妻にそうしないと退職金を取り上げられた挙句離婚すると脅迫されている
二組目の夫婦。
結婚した当時妻が年上で甘える夫に物足りなさを感じ、ぶっきらぼうな指示を与えイラつく日々を過ごしていた。しかし30年の後妻は脳梗塞を起しその不自由な中で夫に甘えるが、イラついた夫のぶっきらぼうな指示の中でリハビリをしていた。
三組眼の夫婦。
結婚したとき、多くの難関を2人で超え、時々は喧嘩もするがお互いにいたわりあっていた。30年の後彼らは同じように喧嘩はするが、いたわりあった愛が結婚当時より大きなものになっていた。
四組目の夫婦。
結婚した当時から、何となくの関係でセックスとか愛とかは無縁な日々の中で過ごしていた。30年の後彼らは離婚してお互い無縁な生活をしていた。
経済の法則は与える事で失う事になるが、観る者と観られる者の法則は与える事は得る事になる。しかしそれだけではない、不思議な事にそれは良きにつけ悪しきにつけ時間をかけて2倍の力を持って現実になる。
午後の終わりにここ3年ほどトランス技術やイメージトレーニングを続けているFさんがやってきた。Fさんは以前日誌、日本の美でも登場した事がある。
軽い鍼灸による調整とイメージトレーニングの後雑談。
どうですか最近の様子は。まあまあですが、まだ理由なく調子が良くない時があります。
それはどんな時ですか。やはり人間関係の中で辛くなる時があります。
どんな風に。以前と違って今は人の悩み事を聞いているほうが多いのですが、そんな時に辛くなる事が多いと思います。
なるほど。それは相手の状況に巻き込まれての不調かもしれない。彼女は老人ケアの仕事をしているのでなお更その影響を受けるのかもしれない。
では、これからこうして下さい。今まで私は彼女との間で教えた技術を他人に使ってはならないと言う決め事をしていたが、それをそろそろ解禁にしようと思う。
もし、人といっしょにいて調子が悪くなったとき、今までのように自分に対して調整していた方法を相手に対して行なう。その方法は相手の健康に対してのみ行なう。
その効果は少しずつ周りにいる人たちも健康にしながら自分をも健康にする。
その技術は彼女の場合的確にマスターしており、この数年で約束を破った事はないのを見ても誤った使い方はしない事は一目瞭然だ。
古代日本の人たちは相手にすばらしいものを与えすばらしいものを周りに創造していった。それはこの法則とその技術を知っていたからではないだろうか。